TIPS ガーゼの使用法 |
ガーゼ その1 少し足りないとは、左の画像の状態の事。シリコンから原型が顔出していて、これを満たすには、もっと多くのシリコンが必要になります。 だだし、この方法はいろいろと制限があります。10〜20個位ならば、多分、大丈夫だとは思いますが、成形品を多量に必要な場合は、お勧めしかねます。 シリコン型の補強の参考程度とご判断下さい. |
ガーゼ その2 最初に全体に流したシリコンに、少しベタツキがでてくるまでの時間をおきます。 そして、新たにシリコンを作り、顔出してる原型の周辺にかけます。(出来れば、この時のシリコンは、以前に開封した少し粘度の上がった残り物のシリコンの方が良いです。)この時には、硬化剤を通常よりも多めに入れます。この1層目のシリコンは、全体に流したシリコン同様、少し時間をおいたほうが無難かもしれません。次に同じ手順で2層目のシリコンをかけ、その上に、任意の大きさに切ったガーぜを乗せて、攪拌につかったガラス棒等で、原型を傷つけないように、軽くやさしく押さえてあげて、ガーゼにシリコンを浸透させます。(上の画像はこの状態) |
ガーゼ その3 同様の作業を、何度か繰り返し厚みをだします。(私の場合3回位) また、ガーゼを切る時は、任意の大きさの物をロール状に丸めてから、ハサミで切ると比較的切りやすいです。100均に小さくカットしたガーゼも置いてありました。 上の画像は、まだ2層目の状態です。 |
ガーゼ その4 画像のように、表面はあくまでも全てシリコンに覆われた状態にします。 凸凹していますが、これが逆に、石膏バックアップとのかみ合わせにもなります。心配な方は、最後に任意箇所表面に、シリコンをもう一層薄く流しておくといいかも知れません。 全体のながれを説明すると、全体に流したシリコン→任意箇所にシリコンのみ1層目→シリコン2層目→ガーゼ→シリコン3層目→ガーゼ・・・・とシリコンでガーゼをサンドしていきます。最後の層は必ずシリコンの状態にして下さい。 |
ガーゼ その5 なぜならば、画像にコレと書いてあるのが、ガーゼのチョロチョロ。これがシリコン層の表面に出ていると、後から流す石膏バックアップとくっついてしまい、非常に厄介なことになります。最後の層は必ずシリコンの状態にするのはこれを避けるためです。くっついてしまった物を無理やり引き剥がすと、シリコン型の破損も招きかねません。 |
ガーゼ その6 画像はこの様にして作った型にレジン注型したものです。 御覧の通り、あとからレジンの通り道、湯道を彫刻刀で作るわけですが、ガーゼを張った位置は覚えていて下さい。出来れば、デジカメ等で撮影しておいた方がいいと思います。なぜならば、ガーゼを張った部分は他の部分に比べて薄くなっているので、この湯道を掘る作業の時に、誤って彫ってしまうとガーゼが顔を出してしまいます。そのままの状態でレジンを流すと、やはり型とくっついてしまいます。そんな時には、少量のシリコンに硬化剤を多めに入れた物を使い、ツマヨウジ等を用いて型の内側から慎重に補修します。ガーゼを張った原型部分は彫らないほうが無難です。 粘土埋めの段階から、湯流れの事を考えて(普通そうかも)、自分の場合、彫刻刀での作業は出来るだけ少なくしたいので、粘土埋めの段階で、あらかじめ想定部分にプラ棒等を設置して、型取り作業を行いますが、これも又、一長一短があります。 湯道の上には出来ればガーゼを張らない、もしくは、ガーゼを張る任意部分のシリコンの1層目を厚くする等、臨機応変に作業します。注意事項も多く、時間はかかりますが、比較的シリコンの量が節約できていいかも。 |
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